耳ニキ

去年に引き続き、日本も海外もラップが抜群に面白かった。アメリカでは、小林雅明さんがサインマガジンで書いているように、いかにも近年のトラップという感じのダークで無機質な音は今後鳴りを潜めていくのかなという予感がなんとなくするけれど、マイクウィルと21の曲は完全に中毒になった。ゆるふわギャングのアルバムは思っていた以上に振れ幅が広くて驚かされたし、バズの只中にいる彼ら以外にも気を吐いているラッパーがまだまだたくさんいて、本当に今の日本語ラップは面白いと思う(でも、専門のラジオ局とかいうのは全然興味が湧かない)。グライムはなかなか分からない。勉強が必要だ。ロックからは遠ざかる一方だけれど、The Sleeping Aides〜という北海道のチャーミングなバンドに出会えたのは素敵な偶然だったし、映画の主題歌になるというアジカンの新曲はとても良かった。